愛知県はじめ狛犬 2 |
岡崎市・豊田市・新城市・三河山間部に建っているはじめ狛犬です。 |
【慶長10年 (1610) 犬頭神社 岡崎市宮地町番場31】 おそらく愛知県で一番古い石狛犬(体に唐猫と彫ってある)、一度美術館で展示してあるのを見たが 20cm程の大きさの越前笏谷石製の越前狛犬だ、江戸時代以前から彫られている小型の狛犬で、広 く日本全国に分布している、本堂の中に保管されい要る為状態は良い、後に木彫の狛犬が有るが風 化と虫食いで無残な姿に。 |
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【慶長15年 (1615) 犬頭神社 岡崎市宮地町番場31】 こちらは本殿前に設置されている大型の越前狛犬、左の狛犬には角が付きタテガミも二段に彫られて いて、緻密に彫が施されている。屋根で覆われ風雨が当らないため状態は良好、背中に奉納者名と建 て年号が彫られている、神社内部に建っている為直接は見れない。 |
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【元禄05年 (1692) 村積神社上宮 岡崎市奥山田町山田46】 岡崎石工作の最初と思われる狛犬、岡崎市と豊田市の境に村積山があり山頂手前に村積神社上宮が建っ ている、本殿前に低い台座が置かれその上に設置、僅かに彩色の跡が残り背中に記名が有ると言うが判 読不能、周りに同時期に建てられた灯篭も数基建っている。 |
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【建て年号不明 六所神社奥社 豊田市坂上町六所山1】 村積神社と同じ石工が彫った狛犬がこの神社にも建っている、徳川家発祥の松平郷の奥に在る六所山山 頂近くにこの神社がある、ブロック塀に囲まれ中には入れない。 建て年号は確認出来ないがそっくり同じ狛犬なので元禄頃の作だろう、村積神社も近くに採石場が在り 六所山も近くで今も採石している。 |
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【元禄02年 (1689) 郷社白鳥神社 新城市作手白鳥宮下7】 新城市作手は市町村合併で新城になったが昔は天領で栄えた地区、装飾は無く耳も垂れ耳で横置きの設 置左右逆に置かれている。 |
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【安永04年 (1775) 白鳥神社 新城市作手清岳宮山31】 小宮城址に在る神社で作手の中心にある、低い台座に横置きの設置になりここも左右逆に置かれている、 タテガミ等の装飾は無く、耳を左右で彫り分けている山犬なのかオオカミなのかは不明。 |
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【建て年号不明 十二所神社 新城市作手長者平西ノ内21】 ここの神社も作手の中心地に在り分かりやすい、創建は古く長篠の戦の戦火も受けている、只、この狛犬 はもっと後の奉納だろう、犬を模した物なのか牙を彫ってあるからオオカミなのかも。 |
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【安永9年 (1780) 薬玉神社 (愛知県岡崎市井沢町字大東15)】 岡崎市の山間部に在る神社で姿は犬で装飾は無くシンプルな姿。 |
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【天明2年(1782) 八剱神社 (愛知県岡崎市千万町字宮西21)】 知人に教えてもらった狛犬で、変わった姿をしていると確かに玉に乗った姿は珍し い、この後同じ姿の二対の狛犬を見つけたのだが、同じ天明2年の奉納で玉と言う より俵に前足を載せた姿どんな意味なのか。 |
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【天明2年(1782) 白山神社 (愛知県豊田市立石町クロクゴ)】 三組とも左が『阿』で右が『吽』横置きの設置で顔は斜め前と同じ姿。 |
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【天明2年(1782) 八幡神社 (愛知県新城市作手唐沢)】 八剱神社は別の石工だが、白山神社と八幡神社の狛犬は同じ石工の作だろう、これ だけの狛犬が彫れるなら丸い球も彫れるはずで、あえて俵型に彫った意味が知りたい。 |
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【文化14年(1817)8月 八幡社 (愛知県岡崎市矢作町宝珠庵1)】作人岡崎裏町 酒井松三郎 台座の文字も風化で読み取れなかったが最近詳細が判明、矢作町羽城の八幡宮が洪水の被害 を避け矢作神社隣りの堤防上に移転。 岡崎裏町とは石工集団が店を構えていた町で、酒井孫兵衛の系図に酒井庄三郎の名が二名載っ ている、最初の孫兵衛狛犬だと思う。 |
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