巽彫刻制作 狛犬建て上げ例 (5)

獅子狛犬、浪速型狛犬の発展型で花崗岩で何処まで彫れるか挑戦作




獅子狛犬『吽』浪速型狛犬の復活、花崗岩で彫刻 獅子狛犬『吽』狛犬の後ろ姿、体毛は直毛で表現 獅子狛犬『阿』浪速型狛犬の再現、花崗岩で彫刻し玉は籠彫り中に玉を残す
獅子狛犬『吽』狛犬前面に子供二匹に挑戦、エアー工具で彫刻
獅子狛犬『吽』狛犬オリジナルの尻尾、エアー工具で何処まで彫れるか挑戦 獅子狛犬『阿』獅子の尻尾、左右で彫り分けてます





東京都府中市分梅町1-18-5 『八雲神社』  施工 石嶽石工業

大正以後、角の付いた浪速型狛犬が減ってしまいました、花崗岩という硬く脆い素材は工業用ダイヤモンド
とエアー工具の出現で格段に作業効率が上がり、短期の納入が可能になり挙って量産しました。
石に対しての技術ではなく、道具をいかに使いこなすがが技術になり、綺麗な仕上げが評価され単調な仕
上げに移行し、彫った仕上げは廃れていました。
中国製の狛犬も同じ工程を経て、単純作業で短期に仕上げられています、東大寺の山門にある獅子は中国
人が日本に伝え、後の日本人石工へ技術を伝承しました、三十年ほど前、今度は日本の石工が最新の技術
を中国に伝えましたが、単純作業のみ伝わり手作業は廃れています。

最新の道具で、もう一手間入れることで格段に見栄えのする狛犬に仕上がります、気持ちの入った狛犬をこ
れからも彫り続けていきます。




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