長野県狛犬-01 
 
 
     
     
上 建て年号不明 阿礼神社(塩尻市) 石工・赤羽 要人
製昨年は彫られてないが、おそらく昭和戦前の作だろう。角は付いていないが右と左では尻尾の彫り方を変えオリジナルに
仕上げている。
 建て年号不明 阿礼神社(塩尻市) 作者不明
此方の狛犬の方が古い物だろう、かなり傷んでいる立派な台座に載っているが最近に建て替えられた
 
 昭和十五年 三島山神社(塩尻市) 石工・赤羽 要人
阿礼神社と同じ石工の作、左右を彫り分け違う獣に仕上げてある、角が付いてないので獅子狛犬ではなさそう。

 大正七年 小野神社(塩尻市) 石工・赤羽 要人 
三島山神社と二十三年の開き、意匠は引き継がれている探せばもっと見つかるかもしれない。

     
     
上 建て年号不明 深志神社(松本市) 作者不明
初めて見たときは古い狛犬に見えた、台座に明治三十二年と彫られていてそんなもんかと思ってしまった、2002年の事近辺の
神社を巡り疑問が、やっぱり古い狛犬だ。
下 昭和三年 深志神社(松本市) 作者不明 
松本式狛犬全盛期に他の石工が彫った狛犬、胴長に彫るのは昔から伝わった足の抜き方なのか。

     
 建て年号不明 深志神社(松本市) 作者不明 

 深志神社の散策中にもう一対見つけた摂末社なのか不明だがこの顔は地元石工の作だ、富士浅間神社・田近石材店の松本式狛犬
だろう。
     
 昭和〇年 鹽竈神社 (松本市) 石工 田近勝之助(二代目)・田近正一(三代目)
田近石材店が彫った松本式狛犬、夏の真っ盛り周りの枝葉が邪魔してるが間違いなく同じ狛犬を彫っている。
 
     
 大正十三年年 四柱神社 (松本市) 石工 田近勝之助(二代目)・田近正一(三代目)
時代的に二代目が三代目に松本式狛犬を伝授していた時期の狛犬、完全コピーが出来るのもすぐれた職人の技。

     
 昭和五年 筑摩(つかま)神社 (松本市)石工 田近勝之助(二代目)・田近正一(三代目)
そっくり同じ型、同じ道具の跡どちらがメインで彫ったか何時、代替わりしたのか気になる。

     
 昭和戦前 長野縣護國神社(松本市) 作者不明
籠神社の重文狛犬を花崗岩で彫刻かなり大型の狛犬、戦前の国威発揚の時期昭和10年〜皇紀2600年の間に建てられている。

     
     
 明和六年 (1769) 穂高神社 (安曇野市) 作者不明
胴長で尻尾は背中に張り付いていて前足の間が貫けてないはじめ狛犬タイプ、頭上に盃状穴が有りもしや宝珠型狛犬の差し込み穴か
江戸にも頭上に穴の開いた狛犬が残っていて、江戸の狛犬文化が伝わったなら面白い事に。
下 昭和十五年 皇紀2600年 穂高神社 (安曇野市) 作者不明
この狛犬も大型で立派ムキムキのボディーは北村西望を思わせる、作家物の狛犬だろう

 
     
 明治二十五年年 細萱洲波神社 (安曇野市) 作者不明
多少首を振っているがほぼ正面向き、左右逆かもしれない深志神社の間違いと同じなのかも、内陸で日本海側の逆置きが伝わった可
能性も捨てきれないが。

     
     
 明治三十七年 有明山神社 (安曇野市) 作者不明、ブロンズ狛犬
下 明治二十三年 有明山神社 (安曇野市) 石工 伊藤幸太郎
 



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