
オリジナルの笏谷石狛犬、風化により再現彫刻
、
笏谷石狛犬野外に設置されて居た為、顔は判別不能になるほど風化していた。
獅子狛犬の様式で彫られているが製作年は不明。

同じ笏谷石だがかなり石の色が違って見える、尻尾は体に付いて
いるが原型は残っている。

笏谷石は原石支給で送ってもらえた、初めて扱う石で今の道具が使えるか
ノミを当てて見るが粘りがあり彫刻向きの石だ。

細いノミで荒バツリ、エアー工具も効くしカッターも問題ない。

奥がオリジナルの狛犬、手前が再現中の狛犬並べて寸法を測りながら
少しずつ削っていく。

原型狛犬が有ると再現彫刻もありがたい、寸法を測りながらの作業。

エアー工具で簡単に削れる、石に優しくダメージも残らない。


オリジナルは風化して判別不可能、想像で牡丹の彫刻。

シルエット的にはほぼ出来た、仕上げに掛かる時に問題が、オリジナルは
削って仕上げてある、エアー工具もダメ超合金の刃もいまいち、鋼の刃
を自作。


口も貫いてしまい下顎もはずして下地を作る、この状態からビシャンで
躰のラインも決めていく

何とか削れたが切れがいまいち、道具が使いこなせてない。

越前狛犬も削って仕上げてある、鋼の道具を使いこなせる様にならなくては。
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