岐阜県はじめ狛犬 1
岐阜県山間部には古くから犬型・越前狛犬・地元産出の石工作はじめ狛犬が多く奉納されています、小型で愛らしく興味がわきますが一部肥前狛犬のように非公開とします。

     
建て年号不明  大舟神社 恵那市奥矢作町奥達原1193-1】 
奥矢作町の大船山に在る神社で、山道を20分ほど歩くと着く、狛犬より弁慶杉が有名です。
建て年号は享和とも読めますが判読不能です、足は貫けているが口は貫けて無く体に張り付いた尻尾が
愛嬌足の間に焼き物の狛犬が一対置かれています。

 
     
 【建て年号不明 非公開
こちらは本殿前に設置されている小型のはじめ狛犬、賽銭箱の脇に横置きの設置安山岩系の石で彫
られていて、彫りは残っているし彩色の跡も残っている。
 
     
 【天保14年 (1843) 田原神社 中津川市蛭川字田原51985-1】
古くからネットで紹介されているはじめ狛犬、この地区は石材産地として知られていて石は豊富に採れ
る、小さいが左の狛犬には角が有り、獅子狛犬の様式で彫られている、前足の間に玉石と鉄板が置か
れているが意味不明です。
 
     
 【天正05年5月(1577)  日吉神社 安八郡神戸町神戸1】
岐阜県では最も古い石狛犬で越前から運ばれた大型の越前狛犬、但しこちらはレプリカで本物は
重要文化財指定で収蔵庫の中に保管されている。
 
     
 【天正05年 (1577) 下宮日吉神社 安八郡神戸町下宮1842-1】
こちらは本物、重文指定の越前狛犬でアクリル板の箱に入っている、昔から何かの屋根の下に置
かれていたのだろう、傷みは見られない共に横置きの設置だが左右は反対になる。
 
     
     
正徳04年 (1714) 長屋神社 本巣市長屋1117-1】
【寛永03年04月 (1626)】
上の狛犬が正徳四年でかなり傷んでいる、下の狛犬が拝殿前に有り寛永三年ひょっとしたらレプリ
カかも、本巣市の四対は同じ流儀で彫られていて、型の伝承が有ったかも。
 
     
 【寛保03年(1743) 八幡神社 本巣市文殊324】
大型の狛犬で野外に建っているがほとんど風化してない、花崗岩では無く砂岩か凝灰岩系の硬く緻
密な石に見える、一人の職人ではなく代替わりをして技術の伝承が有ったのだろう。

 
     
     
     
享保16年 (1731) 北野神社・八幡神社 (本巣市上保字船木山1234)
この狛犬もほとんど風化してない、角が付いていて獅子狛犬の流儀、正徳の狛犬は頭上に穴の跡が。

非公開
何とか〇保五年と読める、立耳の犬型と垂れ耳の人面顔狛犬のセット、寄せ集めだろう安山岩系の硬い
石で彫られている。

非公開
本殿の脇に置かれていて傷みもなく良い状態です。

非公開
小さな犬型だが前足が貫けている。

非公開
笏谷石製の越前狛犬、福井から山を越えて運ばれた小型の狛犬。






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