獅子狛犬型 (浪速型狛犬)
江戸時代から大阪石工が元として量産していた量産型の狛犬、明治維新以後大きく形を変え 関西方面に広く販売されていたが、昭和になると産地が衰退し生産中止に。 浪速型狛犬とよばれ向かって左が『吽』口を閉じ頭上に一角、日本独自の狛犬とインドから伝 わった『阿』開口の獅子(ライオン)で一対とし日本独自の石の参道狛犬として神社の入り口・拝 殿前等に建てられている。 |
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木彫狛犬を元に獅子と狛犬で一対とする様式は関西に多い。 |
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大阪は獅子狛犬江戸は宝珠狛犬と彫り分ける別の狛犬文化があった。 |
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和泉砂岩は彫りやすいが耐用年数が短く徐々に花崗岩の狛犬に置き換わっている。 |
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浪速型狛犬も代々職人に受け継がれ、簡素化された狛犬が幕末の主流でした、販路も大阪市内から奈良・京都へと広がり、一部の職人達は独自の装飾を加えたり、渡りの職人となり販売先へ出向き仕事をしていた。 流れとして幕末から明治にかけて、浪速型狛犬は創り込みの時期になり、丹波佐吉や杉屋和助らの狛犬を元に新しい浪速型狛犬が彫られ滋賀県から三重県・愛知県西部地区へ広がって行った。 幕末までの浪速型狛犬(和泉砂岩製)も、風化が進み建て替えの時期に来ている。台座は花崗岩を積んだ様式が多く、狛犬本体の載せ替えが主流です、注文後の制作になりますので、角の有無巻き毛と直毛の彫り分け等選べます、話し合いで形を決めてからの制作となります。 |
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