【大正六年七月　素盞嗚神社(豊橋市梅藪町上屋敷36)】 岡崎市内よりも近郊の神社に孫兵衛狛犬多く建っている。
【大正六年八月　米津神社(西尾市米津町宮前1-5)】
十五組中六組確認、全て「岡崎石工酒井孫兵衛刻」と台座に彫られて いる、伝え聞きによると一番腕の立つ職人が顔の仕上げを担当いて いたらしい。
【大正六年七月　塩釜神社(幡豆郡一色町千間小柳13)】 孫兵衛狛犬で彩色が施された狛犬、只、何度か塗り直されている。
【大正六年十月　湊神明社(豊橋市湊町1)】 この時期豊川・豊橋の神社は競って狛犬を奉納している、明治期の 石像狛犬は未発見。
【大正六年十月　八柱神社(蒲郡市豊岡町軒山39)】 埋め込み台座はセットで販売され、岡崎石匠酒井孫兵衛と彫ら れている。
【大正六年十月　伊賀八幡宮(岡崎市伊賀町東郷中86)】 徳川家の氏神になる伊賀八幡宮、現在は境内に柵が出来側まで 行けない、裏側の画像は貴重だが、この年代の孫兵衛狛犬は、完 全にコピーされているので、どの狛犬も同じシルエットになっている。
【大正六年十一月　金刀比羅神社(豊橋市中岩田1- 13-10)】
【大正六年十一月　東田神明宮(豊橋市御園町6-16)】
大正六年に制作された孫兵衛狛犬は二十組確認できている、子付 き・玉もちの狛犬は一対もなく、尻尾も一度くびれ先端が内側を向い た様式になる。
ここまでが孫兵衛狛犬創世期(プロトタイプ)から量産型が確立されるま での経過