江戸時代愛知県の古い狛犬の分布に偏りが見られ、明治以後急激に狛犬の奉納が増えた、岡崎産地もその波に乗り岡崎型狛犬(コマヤン)を考案、名古屋にも石工集団があり名古屋型狛犬(ナゴヤン)この狛犬は浪速型狛犬の発展型で、滋賀県や京都で見かける京滋賀型狛犬と共通点がある。
さる大学の教授が岡崎型狛犬をコマヤンと名付けてくれた、そうです職人たちは愛称で呼ばれ名前の後ろにヤンを付け忠ヤン・正ヤンと呼んでいた、名古屋石工も同じで同じ形の狛犬を完全にコピーして彫り続けるのが、腕の良い職人とされてました。
愛知県西部で狛犬販売の競争が起き『コマヤン』VS『ナゴヤン』実際には情報を共有し切磋琢磨して狛犬を彫っていた、名古屋石工が使っていた原石は岡崎産の花崗岩と大阪和泉砂岩で、やがて販売力の違いでコマヤンが全国制覇を成し遂げた。 |